秋の日は

秋の日は
釣瓶落とし
あたりはもうすっかり夕闇が押し寄せている

仕事を終えて
疲れて帰る

吠えもせずに
待っていたかのように
ポンズが飛びついてくる

川べりに散歩に連れ出す
皓皓と 月が照っている
空の一角を点滅させながら
飛行機が飛んでゆく
林が黒くうずくまっている

一日が終わったのだ
このあたりでちょっと休んでいこう

二00六年九月記
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