『ゼロからわかるアインシュタインの発見』(山田克哉著 講談社現代新書2006年9月)を読んだ。わかりやすい本である。 光の波長とエネルギーについてよくわかった。たとえば光のエネルギーでは、このように書きはじめる。 「エネルギーという言葉は世界中で一般の人達に日常使われている言葉である。小学生でも使っている。しかし、 あらためて『エネルギーって何?』と質問されると何と答えるであろうか?実はこの質問は大変難しく、簡単には答えられない。 物理学者ですら簡単には答えられない。エネルギーは形も色もなく目に見えない。仕方がないので、ここでは単に 『エネルギーとは物体に(生物体も含む)を動かしたり、変化(化学変化も含む)をもたらしたりするもの』としておこう、 と書く。また電磁波が起こる仕組みについては、「ではなぜ熱せられた物体から電磁波が発せられるのであろうか?✽ これを解くには、原子の構造について知っておく必要がある」と書きはじめる。視点が素人に向いているからであろう。(管理人)