第五章 正義と現象の理由
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不正。
法律は正義でないと、民衆に向かって言うのは危険である。なぜなら、民衆は、それが正義であると
信じるがゆえにこそ従っているのである。だから民衆に対しては、同時に、法律は法律であるがゆえに
従わなければならない、あたかも、目上の人たちには、彼らが正しいからではなく、目上だから従わなければ
ならないのと同じであるように、と言ってやらなければならない。そこで、このことを民衆に理解させ、
これこそまさに正義の定義であることを理解させることができれば、すべての反乱は防止されるのである。
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