横浜駅西口の立ち飲みやで 今日も飲んでいる この世の終わりがあるような気分で
仕事帰りの若い人たちが 仲間と飲んでいる あの人たちは微塵も思わないだろう 世の終わりが来ることを
老いたるものが ひとりで飲んでいるのは見苦しいだろうが おれだって生きているんだ
早く帰って寝(やす)むのが年寄りか 街でぐずぐず酒を飲んでいれば 少なくともさびしさはまぎれる
世の終わりは 遅れているが やがては来るだろう