横浜駅西口の往来の中で ひと足毎に 身体を大きくよじって歩く人にすれ違う
心なし 微笑みながら 暮れの雑踏の中を ひとり身体をよじって歩いて行った
どうしてあの人は他人(ひと)と同じように生まれてこなかったんだろう どうして自分ひとりが 世の中のこんなにおおぜいの他人(ひと)と同じように歩けないんだろう と今も思うのであろうか
その人の 隔絶した孤独を思う
古今東西の哲学を以ってしても 説明できない・・・・ だろう