『パンセ』を読む

第六章 哲学者たち

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人間に対して、彼の偉大さを示さないで、彼がどんなに獣に等しいかをあまり見せるのは危険である。卑しさ抜きに彼の偉大さ をあまりみせるのもまた危険である。どちらも知らせないのは、また更にもっと危険である。だが、彼にどちらをも提示してやるのは きわめて有益である。
人間が獣と等しいと信じてもいけないし、天使と等しいと信じてもいけないし、どちらをも知らないでいてもいけない。 そうではなく、どちらをも知るべきである。

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公開日2008年3月7日