6月24日(火)の読売新聞朝刊の編集手帳欄に、渥美清の俳句が紹介されていた。未発表の句が173句発見されたらしい。 そのうち数句が載っていたのを興味深く読んだ。山頭火のような歌いかただが、寅さんを彷彿させる。これは寅さんの俳句ではなく、 渥美清その人の俳句なのだが・・・。
ゆうべの台風どこにいたちょうちょ
いつも何か探しているようだなひばり
土筆(つくし)これからどうするひとりぽつんと
秋の野犬ぽつんと日暮れて
花道に降る春雨や音もなく
風天(ふうてん)と号していたから、まさに寅さんだ。