様々な思想

   

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子供について

子どもは純真であると誰も言う。しかし子供は果たして純真だろうか。誰がその純真さを失った大人に育ててゆくのだろうか。既に子供が大人になりつつある行程にあるのなら、子どもの一挙手一投足に、純真を失う人間の歴史があるはずだ。褒められる大人みたいな子供には、純真を最も早く失ったものの記録があるはずだ。子供の行動を観察して、その純真を奪うものを見つけ出し、純真な大人に育ててゆかない限り、大人の世界に純真は望めない。

私は子供の為に、この観察をしているのではない。純真を大人の世界のものにし、人間の生きる世の中に、天心を輝かせたいからである。

子供を大人にする道筋よりも、大人を子供にしてゆきたいのだ。

野口晴哉 『月刊全生』令和4年12月号 公益社団法人整体協会

野口氏は、子供が本来の純真さを失うことによって大人になることを言い、次のように言ったイエスは、子供の本来のかってあった本質を見たのであろう。どちらもすごい感性だ。・・・管理人

しかし、イエスは乳飲み子たちを呼び寄せて言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。 はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない」( ルカ 18:16-17)

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公開日2022年12月9日