そして 陋屋(ろうおく)には 犬一匹 めだか一匹 老人ひとりが残った
残された日々 これからも くりかえし くりかえし 生きてゆかねばならぬ
天の高みにいるものは この現存在を どう見ているだろう
地上からは 思いを伝える術(すべ)はない