隠れていた大いなる世界よ
千古の時のなかの空よ 湖(うみ)よ 島よ 森林(もり)よ 落ち込んでゆく笹原がざわめき 呼びかえしている
悲しみは風に散り 人は此処に来て 思いを忘れる
原始のなかの 美しいものたちよ いつかまた人の世の現前から姿を隠し 再びは 眠りにつけ