『パンセ』を読む

第十三章 奇跡

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奇跡がなかったならば、私はキリスト者にならなかったであろう、と聖アウグスティヌスは言う(1)

(1) これと同じことばはアウグスティヌスの著書には見えないが、彼が信仰の契機としての 奇跡の重要性を認めたことは事実であって、『神の国』22の9にも、キリスト教が奇跡の上に立つ宗教であることを強調している、 とアヴェは注している。

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公開日2008年5月6日