『パンセ』を読む

第七章 道徳と教義

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私としては、キリスト教が人間の本性は腐敗し神のもとから堕落しているという原理を啓示するやいなや、それが私の目をひらき、 いたるところにこの真理のしるしを見せてくれたことを、告白する。なぜなら、自然というものは、人間の内と外とを問わず、 いたるところに失われた神と腐敗した本性とを、さし示しているからである。

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公開日2008年3月20日