『パンセ』を読む

第七章 道徳と教義

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人間はどんな地位に自分を置いたらいいのかを知らない。彼らは明らかに道に迷っているのであり、自分の本来の場所から 落ちたまま、それを再び見いだせないでいる。彼はそれを、見通すことにできない暗黒のなかで、不安にかられて、いたるところに 求めているが、成功しない。

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公開日2008年3月9日