『パンセ』を読む

第ニ章 神なき人間の惨めさ

131
倦怠。
人間にとって、完全な休息のうちにあり、情念もなく、仕事もなく、気ばらしもなく、集中する こともなしでいるほど堪えがたいことはない。
すると、自己の虚無、孤独、不足、従属、無力、空虚が感じられてくる。

頁をめくる
次頁
頁をめくる
前頁
公開日2008年1月27日