『パンセ』を読む
第ニ章 神なき人間の惨めさ
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倦怠。
人間にとって、完全な休息のうちにあり、情念もなく、仕事もなく、気ばらしもなく、集中する こともなしでいるほど堪えがたいことはない。
すると、自己の虚無、孤独、不足、従属、無力、空虚が感じられてくる。
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公開日2008年1月27日