源氏物語  若菜上 あらすじ 章立て 登場人物

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若菜上 あらすじ

源氏 39~41歳 准太上天皇じゅんだいじょうてんのう

 源氏は准太上天皇になり、その日常が淡々と語られる。
 朱雀院は病気がよくならず、出家を希望している。しかし皇女たちを見捨てて出家するわけにもゆかず、特に可愛がっている女三の宮の後見を探していた。しかるべき人を婿にと心を砕く。夕霧も候補にあがったが、結婚したばかりで除外され、源氏に白羽の矢が当たる。源氏は当初辞退したが、朱雀院を見舞い、懇切に頼まれて、藤壺中宮や紫の上の血筋にもつながることでもあり、結局女三宮の後見を承諾する。
 年が明けて、玉鬘は源氏の四十の賀を祝い、若菜を献じた。巻名はこの時の歌の言葉による。この年は、源氏の四十の賀の祝いが次々と続き、紫の上が嵯峨野の御堂によせて祝い、秋好む中宮が奈良・京の寺々に祈祷を頼んで祝い、冷泉帝が、夕霧に主催させて四十の賀を祝い、それぞれそのあとの宴や管弦の遊びが続いた。
 二月十日過ぎ女三の宮は六条院に輿入こしいれする。紫の上は悲しみを抑え夫の婚儀の支度を務める。女三の宮はただ若いだけの姫君であり、源氏の相手をするには幼すぎて、源氏はいたく失望する。
 明石の女御は待望の男子を出産、明石の入道は、長文の文を送り、その中で自分が昔夢見た宿願が実現したことを語り、それ故に、山深く入ると伝える。入道は、明石女御が生まれた年に見た夢をありありと語るのだった。
 朱雀院の出家を後追いしようとした朧月夜は、院に思いとどめられる。源氏は朧月夜を訪問して、昔のよりを戻した。
 一方、柏木は、当初から女三の宮を望んでいたが、六条院に招かれ蹴鞠の遊びをやっていた時、猫が逃げたはずみに御簾をひっかけて、奥の女三の宮の姿をかいま見てしまう。それから悶々として、この恋が叶えられないかと心を乱していた。

巻名の由来
玉鬘は二人の子を連れて、源氏の四十の賀に若菜を献じた。その時の源氏の歌。
小松原末の齢に引かれてや野辺の若菜も年を摘むべき (源氏)(34.28)
歌意 幼子に引かれて野辺の若菜も年を重ねるのだろう

若菜上 章立て

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34.1 朱雀院、女三の宮の将来を案じる
 朱雀院の帝、ありし御幸ののち、そのころほひより、例ならず悩みわたらせたまふ。もとよりあつしくおはしますうちに、・・・。
34.2 東宮、父朱雀院を見舞う
   春宮は、「かかる御悩みに添へて、世を背かせたまふべき御心づかひになむ」と聞かせたまひて、渡らせたまへり。
34.3 源氏の使者夕霧、朱雀院を見舞う
 六条院よりも、御訪らひしばしばあり。みづからも参りたまふべきよし、聞こし召して、院はいといたく喜びきこえさせたまふ。
34.4 夕霧、源氏の言葉を言上す
 中納言の君、 「過ぎはべりにけむ方は、ともかくも思うたまへ分きがたくはべり。年まかり入りはべりて、・・・。
34.5  朱雀院の夕霧評
 女房などは、覗きて見きこえて、 「いとありがたくも見えたまふ容貌、用意かな」 「あな、めでた」 など、・・・。
34.6 女三の宮の乳母、源氏を推薦
 姫宮のいとうつくしげにて、若く何心なき御ありさまなるを見たてまつりたまふにも、 ・・・。
34.7 乳母と兄左中弁との相談
 この御後見どもの中に、重々しき御乳母の兄、左中弁なる、かの院の親しき人にて、年ごろ仕うまつるありけり。
34.8 乳母、左中弁の意見を朱雀院に言上
乳母、またことのついでに、 「しかしかくなむ、なにしの朝臣にほのめかしはべりしかば、『かの院には、かならずうけひき申させたまひてむ。
34.9 朱雀院、内親王の結婚を苦慮
 †「しか思ひたどるによりなむ。皇女たちの世づきたるありさまは、うたてあはあはしきやうにもあり、・・・。
34.10 朱雀院、婿候補者を批評
 「今すこしものをも思ひ知りたまふほどまで見過ぐさむとこそは、年ごろ念じつるを、・・・。
34.11 婿候補者たちの動静
 太政大臣も、 「この衛門督の、今までひとりのみありて、皇女たちならずは得じと思へるを、・・・。
34.12 夕霧の心中
  権中納言も、かかることどもを聞きたまふに、 「人伝てにもあらず、さばかりおもむけさせたまへりし・・・。
34.13 朱雀院、使者を源氏のもとに遣わす
 春宮にも、かかることども聞こし召して、 「さし当たりたるただ今のことよりも、後の世の例ともなるべきことなるを、・・・。
34.14 源氏、承諾の意向を示す
 この宮の御こと、かく思しわづらふさまは、さきざきも皆聞きおきたまへれば、 「心苦しきことにもあなるかな。
34.15 歳末、女三の宮の裳着催す
 年も暮れぬ。
34.16 秋好中宮、櫛を贈る
 中宮よりも、御装束、櫛の筥、心ことに調ぜさせたまひて、かの昔の御髪上の具、ゆゑあるさまに改め加へて、・・・。
34.17 朱雀院、出家す
 御心地いと苦しきを念じつつ、思し起こして、この御いそぎ果てぬれば、三日過ぐして、つひに御髪下ろしたまふ。
34.18 源氏、朱雀院を見舞う
 六条院も、すこし御心地よろしくと聞きたてまつらせたまひて、参りたまふ。
34.19 朱雀院と源氏、親しく語り合う
 院も、もの心細く思さるるに、え心強からず、うちしほれたまひつつ、いにしへ、今の御物語、・・・。
34.20 内親王の結婚の必要性を説く
 御心のうちにも、さすがにゆかしき御ありさまなれば、思し過ぐしがたくて、 †「げに、ただ人よりも、・・・。
34.21 源氏、結婚を承諾
 「さやうに思ひ寄る事はべれど、それも難きことになむありける。
34.22 朱雀院の饗宴
夜に入りぬれば、主人の院方も、客人の上達部たちも、皆御前にて、御饗のこと、精進物にて、うるはしからず、・・・。
34.23 源氏、結婚承諾を煩悶す
 六条院は、なま心苦しう、さまざま思し乱る。
34.24 源氏、紫の上に打ち明ける
 またの日、雪うち降り、空のけしきもものあはれに、過ぎにし方行く先の御物語聞こえ交はしたまふ。
34.25 紫の上の心中
 心のうちにも、 「かく空より出で来にたるやうなることにて、逃れたまひがたきを、憎げにも聞こえなさじ。
34.26 玉鬘、源氏に若菜を献ず
 年も返りぬ。朱雀院には、姫宮、六条院に移ろひたまはむ御いそぎをしたまふ。
34.27 源氏、玉鬘と対面
 人びと参りなどしたまひて、御座に出でたまふとて、尚侍の君に御対面あり。
34.28 源氏、玉鬘と和歌を唱和
 尚侍の君も、いとよくねびまさり、ものものしきけさへ添ひて、見るかひあるさましたまへり。
34.29 管弦の遊び催す
 朱雀院の御薬のこと、なほたひらぎ果てたまはぬにより、楽人などは召さず。
34.30 暁に玉鬘帰る
 暁に、尚侍君帰りたまふ。御贈り物などありけり。
34.31 女三の宮、六条院に降嫁
 かくて、如月の十余日に、朱雀院の姫宮、六条院へ渡りたまふ。この院にも、御心まうけ世の常ならず。
34.32 結婚の儀盛大に催さる
 三日がほど、かの院よりも、主人の院方よりも、いかめしくめづらしきみやびを尽くしたまふ。
34.33 源氏、結婚を後悔
 三日がほどは、夜離れなく渡りたまふを、年ごろさもならひたまはぬ心地に、忍ぶれど、なほものあはれなり。
34.34 紫の上、眠れぬ夜を過ごす
 †年ごろ、さもやあらむと思ひしことどもも、今はとのみもて離れたまひつつ、 さらばかくにこそはとうちとけゆく末に、・・・。
34.35 六条院の女たち、紫の上に同情
 かう人のただならず言ひ思ひたるも、聞きにくしと思して、 「かく、これかれあまたものしたまふめれど、・・・。
34.36 源氏、夢に紫の上を見る
 わざとつらしとにはあらねど、かやうに思ひ乱れたまふけにや、かの御夢に見えたまひければ、・・・。
34.37 源氏、女三の宮と和歌を贈答
 今朝は、例のやうに大殿籠もり起きさせたまひて、宮の御方に御文たてまつれたまふ。
34.38 源氏、昼に宮の方に出向く
 今日は、宮の御方に昼渡りたまふ。
34.39 朱雀院、紫の上に手紙を贈る
 院の帝は、月のうちに御寺に移ろひたまひぬ。
34.40 源氏、朧月夜に今なお執心
 今はとて、女御、更衣たちなど、おのがじし別れたまふも、あはれなることなむ多かりける。
34.41 和泉前司に手引きを依頼
 かの人の兄なる和泉の前の守を召し寄せて、若々しく、いにしへに返りて語らひたまふ。
34.42 紫の上に虚偽を言って出かける
 「いにしへ、わりなかりし世にだに、心交はしたまはぬことにもあらざりしを。
34.43 源氏、朧月夜を訪問/
 その日は、寝殿へも渡りたまはで、御文書き交はしたまふ。
34.44 朧月夜と一夜を過ごす
 † 夜いたく更けゆく。
34.45 源氏、和歌を詠み交して出る
 朝ぼらけのただならぬ空に、百千鳥の声もいとうららかなり。
34.46 源氏、自邸に帰る
 いみじく忍び入りたまへる御寝くたれのさまを待ち受けて、女君、さばかりならむと心得たまへれど、おぼめかしくもてなしておはす。
34.47 明石姫君、懐妊して退出
 桐壺の御方は、うちはへえまかでたまはず。御暇のありがたければ、心安くならひたまへる若き御心に、いと苦しくのみ思したり。
34.48 紫の上、女三の宮に挨拶を申し出る
 対の上、こなたに渡りて対面したまふついでに、 「姫宮にも、中の戸開けて聞こえむ。かねてよりもさやうに思ひしかど、・・・。
34.49 紫の上の手習い歌
 対には、かく出で立ちなどしたまふものから、 「我より上の人やはあるべき。
34.50 紫の上、女三の宮と対面
 春宮の御方は、実の母君よりも、この御方をば睦ましきものに頼みきこえたまへり。
34.51 世間の噂、静まる
 さて後は、常に御文通ひなどして、をかしき遊びわざなどにつけても、疎からず聞こえ交はしたまふ。
34.52 紫の上、薬師仏供養
 神無月に、対の上、院の御賀に、嵯峨野の御堂にて、薬師仏供養じたてまつりたまふ。
34.53 精進落としの宴
 二十三日を御としみの日にて、この院は、かく隙間なく集ひたまへるうちに、わが御私の殿と思す二条の院にて、・・・。
34.54 舞楽を演奏す
 未ひつじの時ばかりに楽人参る。「万歳楽」、「皇じやう」など舞ひて、日暮れかかるほどに、・・・。
34.55 宴の後の寂寥
 夜に入りて、楽人どもまかり出づ。北の政所の別当ども、人びと率ゐて、禄の唐櫃に寄りて、一つづつ取りて、次々賜ふ。
34.56 秋好中宮の奈良・京の御寺に祈祷
 師走の二十日余りのほどに、中宮まかでさせたまひて、今年の残りの御祈りに、奈良の京の七大寺に、・・・。
34.57 中宮主催の饗宴
 宮のおはします町の寝殿に、御しつらひなどして、さきざきにこと変はらず、上達部の禄など、大饗になずらへて、まふ。
34.58 勅命による夕霧の饗宴
 内裏には、思し初めてしことどもを、むげにやはとて、中納言にぞつけさせたまひてける。
34.59 舞楽を演奏す
 内裏には、思し初めてしことどもを、むげにやはとて、中納言にぞつけさせたまひてける。
34.60 饗宴の後の感懐
 大将の、ただ一所ひとところおはするを、さうざうしく栄なき心地せしかど、あまたの人にすぐれ、おぼえことに、・・・。
34.61 明石女御、産期近づく
 年返りぬ。桐壺の御方近づきたまひぬるにより、正月朔日より、御修法不断にせさせたまふ。
34.62 大尼君、孫の女御に昔を語る
 かの大尼君も、今はこよなきほけ人にてぞありけむかし。
34.63 明石御方、母尼君をたしなめる
 いとものあはれに眺めておはするに、御方参りたまひて、日中の御加持に、こなたかなたより参り集ひ、・・・。
34.64 明石女三代の和歌唱和
 御加持果ててまかでぬるに、御くだものなど近くまかなひなし、「こればかりをだに」と、いと心苦しげに思ひて聞こえたまふ。
34.65 三月十日過ぎに男御子誕生
 弥生の十余日のほどに、平らかに生まれたまひぬ。
34.66  帝の七夜の産養
 六日といふに、例の御殿に渡りたまひぬ。七日の夜、内裏よりも御産養のことあり。
34.67 紫の上と明石御方の仲
 御方の御心おきての、らうらうじく気高く、おほどかなるものの、さるべき方には卑下して、憎らかにもうけばらぬなどを、褒めぬ人なし。
34.68 明石入道、手紙を贈る
 かの明石にも、かかる御こと伝へ聞きて、さる聖心地にも、いとうれしくおぼえければ、・・・。
34.69 入道の手紙
 「この年ごろは、同じ世の中のうちにめぐらひはべりつれど、何かは、・・・。
34.70 手紙の追伸
 「命終らむ月日も、さらにな知ろしめしそ。
34.71 使者の話
 尼君、この文を見て、かの使ひの大徳に問へば、 「この御文書きたまひて、三日といふになむ、かの絶えたる峰に移ろひたまひにし。
34.72 明石御方、手紙を見る
  御方は、南の御殿におはするを、「かかる御消息なむある」とありければ、忍びて渡りたまへり。
34.73  尼君と御方の感懐
 尼君、久しくためらひて、 「君の御徳には、うれしくおもだたしきことをも、身にあまりて並びなく思ひはべり。あはれにいぶせき思ひもすぐれてこそはべりけれ。
34.74 御方、部屋に戻る
 「昨日も、大殿の君の、あなたにありと見置きたまひてしを、にはかにはひ隠れたらむも、軽々しきやうなるべし。
34.75 東宮からのお召しの催促
 宮より、とく参りたまふべきよしのみあれば、 「かく思したる、ことわりなり。めづらしきことさへ添ひて、・・・。
34.76 明石女御、手紙を見る
  対の上などの渡りたまひぬる夕つ方、しめやかなるに、御方、御前に参りたまひて、この文箱聞こえ知らせたまふ。
34.77 源氏、女御の部屋に来る
 院は、姫宮の御方におはしけるを、中の御障子よりふと渡りたまへれば、えしも引き隠さで、御几帳をすこし引き寄せて、・・・。
34.78 源氏、手紙を見る
 「なぞの箱。深き心あらむ。
34.79 源氏の感想
 「年の積もりに、世の中のありさまを、とかく思ひ知りゆくままに、あやしく恋しく思ひ出でらるる人の御ありさまなれば、・・・。
34.80 源氏、紫の上の恩を説く
 「これは、また具してたてまつるべきものはべり。今また聞こえ知らせはべらむ」 と、女御には聞こえたまふ。
34.82 明石御方、宿世を思う
 「さも、いとやむごとなき御心ざしのみまさるめるかな。
34.83 夕霧の女三の宮への思い
 大将の君は、この姫宮の御ことを、思ひ及ばぬにしもあらざりしかば、目に近くおはしますを、いとただにもおぼえず、・・・。
34.84 夕霧、女三の宮を他の女性と比較
 かやうのことを、大将の君も、 「げにこそ、ありがたき世なりけれ。紫の御用意、けしきの、ここらの年経ぬれど、・・・。
34.85 柏木、女三の宮に執心
 衛門督君も、院に常に参り、親しくさぶらひ馴れたまひし人なれば、・・・。
34.86 柏木ら東町に集い遊ぶ
 弥生ばかりの空うららかなる日、六条の院に、兵部卿宮、衛門督など参りたまへり。
34.87 南町で蹴鞠を催す
 やうやう暮れかかるに、「風吹かず、かしこき日なり」と興じて、弁君もえしづめず立ちまじれば、大殿、・・・。
34.88 女三の宮たちも見物す
 いと労ある心ばへども見えて、数多くなりゆくに、上臈も乱れて、冠の額すこしくつろぎたり。
34.89 唐猫、御簾を引き開ける
 御几帳どもしどけなく引きやりつつ、人気近く世づきてぞ見ゆるに、唐猫のいと小さくをかしげなるを、・・・。
34.90 柏木、女三の宮を垣間見る
 几帳の際すこし入りたるほどに、袿姿にて立ちたまへる人あり。
34.91 夕霧、事態を憂慮す
 大将、いとかたはらいたけれど、はひ寄らむもなかなかいと軽々しければ、ただ心を得させて、うちしはぶきたまへるにぞ、・・・。
34.92 蹴鞠の後の酒宴
 大殿御覧じおこせて、 「上達部の座、いと軽々しや。こなたにこそ」 とて、対の南面に入りたまへれば、みなそなたに参りたまひぬ。
34.93 源氏の昔語り
 院は、昔物語し出でたまひて、 「太政大臣の、よろづのことにたち並びて、勝ち負けの定めしたまひし中に、鞠なむえ及ばずなりにし。
34.94 柏木と夕霧、同車して帰る
 大将の君一つ車にて、道のほど物語したまふ。
34.95 柏木、小侍従に手紙を送る
 督の君は、なほ大殿の東の対に、独り住みにてぞものしたまひける。
34.96 女三の宮、柏木の手紙を見る
 御前に人しげからぬほどなれば、かの文を持て参りて、 ・・・。

若菜上 登場人物

  • 光る源氏  ひかるげんじ  三十九歳から四十一歳 ····· (呼称)六条院・六条の大臣・主人の院・大殿・大殿の君、
  • 朱雀院  すざくいん  源氏の兄 ····· (呼称)朱雀院の帝・院の帝・一の院・主人の院・父帝・帝・主上、
  • 女三の宮  おんなさんのみや  朱雀院の第三内親王 ····· (呼称)三の宮・内親王・姫宮・女宮・宮・姫宮の御方・宮の御方・御方、
  • 柏木  かしわぎ 太政大臣の長男 ····· (呼称)右衛門督・衛門督・衛門督の君・督の君・宰相の君、
  • 夕霧  ゆうぎり  光る源氏の長男 ····· (呼称)中納言・中納言の朝臣・権中納言の朝臣・中納言の君・大将・大将の君、
  • 雲井雁  くもいのかり  夕霧の北の方 ····· (呼称)三条の北の方・北の方・女君、
  • 太政大臣  だじょうだいじん  ····· (呼称)太政大臣・太政大臣君・父大臣・大臣・大殿
  • 紫の上  むらさきのうえ  源氏の妻 ····· (呼称)対の上・北の政所・紫・対・女君・御方、
  • 花散里  はなちるさと  ····· (呼称)上
  • 朧月夜の君  おぼろづきよのきみ  ····· (呼称)内侍の尚君・尚侍の君・女君
  • 秋好中宮  あきこのむちゅうぐう  ····· (呼称)中宮・后の宮・宮 
  • 冷泉帝  れいぜいてい  ····· (呼称)朝廷・帝・内裏
  • 明石の尼君  あかしのあまぎみ  ····· (呼称)大尼君
  • 明石御方  あかしのおんかた  ····· (呼称)明石の御方・祖母君・母君・御方・君
  • 明石女御  あかしのにょうご  源氏の娘 ····· (呼称)桐壺の御方・淑景舎・女御の君・春宮の御方・女御・桐壺・若君・君、
  • 東宮  とうぐう  ····· (呼称)春宮・宮
  • 玉鬘  たまかずら  髭黒の北の方 ····· (呼称)尚侍の君・北の方、
  • 蛍兵部卿宮  ほたるひょうぶきょうのみや  ·····(呼称)蛍兵部卿宮・親王・宮
  • ※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。

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    源氏物語  若菜上 あらすじ 章立て 登場人物

    公開日2020年3月2日