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桐壷院の朱雀院への行幸が行われる。その席で、源氏は頭中将と二人で青海波を舞うことになる。行幸に行けない藤壺の為に、帝は事前に宮中で試楽(予行演習)をさせることになった。二人並ぶと、
源氏中将は、青海波をぞ舞ひたまひける。片手には大殿の頭中将。容貌、用意、人にはことなるを、立ち並びては、なほ花のかたはらの深山木なり。と描写される。源氏の謡いや舞いはあまりにすばらしく、帝は心配になり、禍が源氏に及ばないように寺々に祈祷をさせる程であった。
(源氏は、青海波を舞った。相方は、左大臣家の頭中将。顔立ち所作など、人にぬきんでているが、源氏に立ち並んでは、花の傍らの木立だった。)
朱雀院への行幸の際、紅葉賀が行われた。巻名「紅葉賀」は本文中には見えないが、次の花宴の巻で作者自らこの朱雀院の行幸を「御紅葉の賀」と呼んでいる。巻名となる歌なし
※ このページは、渋谷栄一氏の源氏物語の世界によっています。人物の紹介、見出し区分等すべて、氏のサイトからいただき、そのまま載せました。ただしあらすじは自前。氏の驚くべき労作に感謝します。
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